水茎 ゆっくり書こう

最近はコロナのことばかり

父=陵風の書

先日ネットの友人から、父である間山陵風の生涯を書いてみませんか?との依頼があった。

別に本で出版するというのじゃなく、彼のブログにシリーズで載せたいというのだ。

彼は現在70代後半の隠居したヨットが大好きな型で、カトリックの敬虔な信者であります。

ブログには自分が尊敬する過去の偉人や、現在いろんなところで活躍する人間、国内外問わずに
クローズアップして、取り上げている。

今回私の父が選ばれたということです。

まぁ著名人ではありませんが彼のブログは『山林 杜の人のブログ』で知る人ぞ知る隠れた人気のブログです。

一日100人の私のとは違い、500〜1000人くらいの読者があるそうです。
父の誕生生い立ちから始まって、昭和の初期の動乱から平成までの父の人生を第8章に分けて
書き上げました。

ひとりの人生を描くのは大変ですが、父の場合は普通の人間の何倍もの激しい人生を過ごした方ですので、本当は8章では足りないのですが、かなり詰めて書きました。

いつかもっと噛み砕いて書いてみたいと思いますね。

さて父は書家として生きたのですが、その作品は意外に知れ渡っておりません。
本来中央に関与したら、一流の書家として名をあげたに違いありません。

純粋でまっすぐな人間だけに、一流一派に属さず自由な書をといういかにも一匹狼な生き方を選択したがために、多くの優れた作品は日の目を見ずに終わってしまった。

今でこそ有名で殆どが知っている『相田みつを』氏も生存中は知られておりませんでした。
彼を支援する家族や友人たちが、頑張ってみつを没後に記念館までつくり、多くの書籍まで出版して
名声をあげました。

私も息子でありながら、父の作品を世に出したいと思っているが、いかんせん世間知らずのバカ者です。
バカ者なりになんとか少しでも間山陵風を世に出したいと思っております。

父の作品は30点〜50点は掛け軸で持ってるんですが、全部開いて写真を撮るとなると
大変な時間と労力がいります。

少しずつ出してここや知人のブログに発表していき、やがてチャンスがあったら、遺作展を開きたいと思っています。