水茎 ゆっくり書こう

最近はコロナのことばかり

日だまりクリニックから マスクは効果なし

メニュー
■■ 新型コロナウイルス対策について ■■
新型コロナウイルス感染予防対策を行って診療しております
詳しくはこちらをご覧下さい
↓↓↓↓↓↓
「院内感染予防対策について」
そのマスク、本当に必要ですか?
2020年6月1日
(長文になりそうなので、結論は早めに言います)

6月になり、全国の緊急事態宣言が解除され、
少しずつではありますが、以前のような日常生活に
戻ろうとなりつつあります。

ただ、政府が提唱している「新しい生活様式」を見てみると、
・マスクをする
・人と人との距離を取る
・手洗いの励行
などの記載があります。

但し、熱中症という観点や、夏という高温多湿の環境では、
マスクは逆効果なのでお勧めしません!!
(これが今回の結論です。以下は私の持論などなので、
興味がある方のみ読み進めて下さい)

というのも、慣れない人がマスクをすると、鼻呼吸ではなく
口呼吸になってしまい、口腔内が乾燥すると、
新型コロナやインフルエンザなどに感染しやすくなるからです。

私自身は、仕事中はマスクをしています。
それは患者さんに安心して治療を受けてもらうためです。
(マスクエチケットというか、少しでも飛沫感染を防ぐためですね)

では外出時はどうかというと、
運転中や外(閉鎖空間ではない)では基本的にマスクをしていません。

外出していてマスクをするのは、電車など密閉空間で移動するとき、
そして飲食店など、マスクをしないと入れないお店がある時だけです。

もしマスクをすることで、新型コロナの感染を防いでいる、、、
と、お考えの方がいれば、はっきり言っておきますと…

市販のマスクでは、ウイルスの侵入を防ぐことは出来ません!
(ちなみにK95というマスクでも完全に防ぐことは出来ません)

ウイルス侵入を防ぐためには、映画で見るような「防護マスク」と
「ゴーグル」をつける必要があります。

実際、ダイヤモンドプリンセス号の除染作業では、
作業員は防護服に防毒マスク、ゴーグルをして作業に当たったと聞いています。

ウイルスはとても小さな物なので、
防護服に防毒マスク、そしてゴーグルまでしないと
防ぐことは出来ません。

医療現場ではK95マスクをしても、医療関係者が新型コロナに感染したと
報道されてますが、マスクのことをちゃんとわかっていれば、
実は当たり前のことなんです。
(マスコミのコメンテーターも分かっていない方が多いようですね…)

また最近、街中では、マスクをしている人が圧倒的に増えましたが、
マスクをするべき状況や、マスクの効果について、
再認識してほしいと個人的には思っています。

マスクをするのは自分を守るためではなく、
少しでも周りの方への飛沫感染を防ぐため、
と是非知って頂きたいと思います。

今回のコロナのことで、私自身が改めて思ったことは、
世界的に見て、日本人は真面目だということ、
また、日本人は人に迷惑をかけたくないという正義感が
かなり強い、と実感しました。

というのも、日本や韓国、スウェーデン以外の多くの国では、
新型コロナ対策として、政府主導でロックダウンが行われ、
外出制限をしたにも関わらず、多くの感染者が出ました。

ところが、日本では「外出を控える、自粛」という
政府からの「お願い」で、法的拘束力がなかったにもかかわらず、
多くの方が不要不急の外出を控えました。

結果的には新型コロナの感染者はアメリカやヨーロッパと比較して、
日本をはじめ、韓国や台湾などの東アジア、そしてスウェーデンでは
欧米と比較して、感染者や死者数が少なく済みました(現在のところは)。

これは新型コロナというウイルスは、外出規制をしてもあまり意味がない、
ということになります。

ただ、基礎疾患がある方や高齢者は、免疫力が低いため、
新型コロナに感染すると死に至る可能性があります。

そこで、外出規制をしたほうが良い方と、しなくてもいい方がいる、
ということではないでしょうか?
(外出規制の必要がない方がいないと、経済が回らないので)