水茎 ゆっくり書こう

最近はコロナのことばかり

私が推薦するこれからの指導者たち その1茂木誠氏、丸谷元人氏

茂木誠
茂木 誠
講義テーマ

・「政治思想マトリックス」からみた戦後の日本政治史

プロフィール

東京都出身。駿台予備学校、ネット配信のN予備校で大学入試世界史を担当。iPadを駆使した独自の視覚的授業が好評を得ている。世界史の受験参考書のほか一般向けの著書も多数。
YouTubeもぎせかチャンネル/ブログ「もぎせかブログ館」で、時事問題について発信中。

代表的な著書

『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社
『ニュースの”なぜ?”は世界史に学べ』シリーズ(SB新書)
『世界史につなげて学べ 超日本史』(KADOKAWA)

受講生へメッセージ

「政治」というものを分析する際に、「右か、左か」、「保守か、リベラルか?」、「資本主義か、社会主義か?」という一直線上の対立軸でこれまで語られてきました。現在なお多くの評論家、ジャーナリスト、政治学者が、この単純な二元論的な見方から抜けきれずにいます。こういった単純な分析は間違いではありませんが、ここに別のベクトルを加えることによって、物事がより立体的に見えてきます。もう一つのベクトルとは、「グローバリズムか、ナショナリズムか?」、という見方です。
第二次大戦後の70年間、「国境なき世界」を目指すグローバリストが、世界を席巻してきました。「左右の対立」というのは、その実態を覆い隠すプロレスのようなものだったともいえます。1991年にソ連が崩壊し、このプロレスが終わりました。 その結果、これまでよく見えなかった。「グローバリストの世界支配」という構造が、より明確に見えてきたのです。日本は、2000年以上にわたって独立を保ち、皇室や神道、日本語、独特の国民性を育んできた稀有な国家です。この日本独自の国家体制(国体)は、グローバリストから見れば破壊すべき対象です。アメリカ占領軍(GHQ)がこの作業に着手し、身動きできないように「杭」を打ち込みました。これが日本国憲法であり、教育基本法でした。
冷戦が終わるや否や。 グローバリストは日本に対して、「構造改革」を要求しはじめました。橋本行革に始まり、小泉構造改革に至るまで、歴代自民党政権は、この要求に唯々諾々と従い、日本の国体を毀損し続けました。安倍晋三政権は、これに対するブレーキをかけようとした結果、国内外からの総攻撃を受け、最終的にはグローバリストに屈しました。退任後の安倍さんはもう一度、原点にもどろうとしましたが、凶弾に倒れました。
ポスト安倍」の自民党指導者は、岸田文雄河野太郎小泉進次郎…いずれもまったくの無自覚もしくは確信犯的なグローバリストです。自民党政治に絶望しかない今、新たな視点から戦後日本の政治史をもう一度ふり返ってみることは、今後わが国が向かうべき方向性を見定めるために必要な作業です。自由な意見交換を、楽しみにしております。

 

丸谷元人
丸谷 元人
講義テーマ

・グローバル全体主義の時代とインテリジェンス

プロフィール

1974年生まれ、オーストラリア国立大学卒業。米海兵隊民間軍事会社における対テロ戦闘、対人警護や誘拐事案対処訓練などを修了。パプアニューギニアで身辺警護や地元部族との交渉、情報収集分析を行い、ナイジェリアの石油施設では国際テロ組織や民兵集団、マフィア、海賊組織など対象としたテロ対策とインテリジェンス活動を行う。帰国後は、雑誌等でテロや危機管理、政治分析に関する論文を執筆し、講演などをも行っている。

代表的な著書

『「イスラム国」はなぜ日本人を殺したのか』(PHP研究所
『日本軍は本当に「残虐」だったのか』(第24回山本七平賞候補作。ハート出版)
『学校が教えてくれない戦争の真実』(ハート出版)

受講生へメッセージ

「世界は今、パンデミックの脅威に対抗するとの掛け声の下、私たちが選挙で選んでもいない一部の大富豪らと彼らに影響された政治家らが構築せんとするグローバルな全体主義に向かおうとしています。我が国にもそれは急速に浸透しており、私たち日本人の主権や哲学、生き方そのものが危機に瀕していると言っても過言ではありません。次世代に美しい祖国を残すためにも、そんな時代を生き抜くインテリジェンスが今、最も求められています」